オタパパブログ!

オタクのパパの日常

ドライブレコーダーの比較検討【2018年10月時点】

どうもどうも。6年前の雪の日に5メートル先で郵便屋さんのバイクが転倒して危うく轢きかけてドラレコ設置したオタパパです。

そんなこんなで我が家の日産ノートちゃんにはドラレコが設置されているのですが、如何せん調子が悪い。10分〜15分の近場の運転ではそもそも録画開始しなかったり、30分くらい運転していても再起動を延々繰り返していたり…レコってない!レコってないよコレ!!

そんな折に6ヶ月点検に持っていった母がディーラーにふと聞いてみたところ、もう寿命かなあ、修理して使おうとするより性能もかなり上がっているので新しいのに変えた方がいいかもしれないと言われたそうで。

オートバックスで取り付けたのに見てくれる日産ディーラーやさしい…ということで検討開始!

 

 

現況確認

現在取り付けているのが、CELLSTAR(セルスター工業株式会社)のCSD-250。スペックはこんな感じ。抜粋して引用。

視野角:120°

録画画素数:30万画素

引用元:CSD-250 セルスター工業株式会社

 

続いて、日産のディーラーさんにもしウチで取り付けるなら、と勧められたのがJes(株式会社日本電機サービス)のMIRUMO eye DRC-310。スペックはこんな感じ。こちらも抜粋して引用。

画角:視野角147.7 度、 垂直62.1 度、 水平120.7 度

録画解像度:Quad HD(1440P/27.5 fps)/Full HD(1080P/55 fps)・(1080P/27.5 fps HDR

引用元:日本電機サービス MIRUMOEYEドライブレコーダー 主な機能説明

 

このメーカーは主にディーラー向けで、一般的にはあまり流通していないようだ。正式な見積もりではないが、まぁザックリ本体+取付工賃で3万円ちょいとのこと。ふーむ、なかなかの値段だこと。

さっそくQuad HDだのわからない単語と書き方の違いでなんだかよくわからないが、とにかく現在のCSD-250がもう古いっぽいということだけは伝わってきた。

 

比較対象の検討…の前に

さてサクッと対抗馬をピックアップしたいところだが、ドラレコについては全く門外漢なので、インターネッツで今の流行を調べてみるとどうやらコムテック、ユピテル、ケンウッドでシェアの7割を占めているらしい。

余程こだわりのあるジャンルでなければ長い物に積極的に巻かれていく主義のボクはこのあたりからチョイスしてみようというわけ。

とりあえず「ドライブレコーダー おすすめ 2018」あたりの検索結果をテキトーにいくつか流し見した結果、商品を絞った具体的な検討に入る前にいくつか決めなければいけないものがあるようだ。それが…

  • 録画の方向:前だけか、前後か、360度か?
  • 録画の画質:何百万画素必要なのか?
  • 本体形状:カメラ+レコーダーの一体型か、分離型か、ルームミラー型か?
  • 必要なオプション機能:駐車監視、衝撃検知、LED信号対応、レーダー探知機一体型など

あたりだろうか。

価格はピンキリだが、安いもので5千円程度から高級機で3万円くらいのようだ。いま勧められているJesのDRC-310は高級機ということか。道理で機能全部盛りなわけだ。

 

録画の方向について

一つ一つ検討していこう。以前はドラレコといえばフロントだったと思うが、最近は例のあおり運転の件やらで前後、あるいは左右も念のため、という考え方もあるようだ。

はて、ドラレコって以前は気休めにはなるが証拠としてはいまいちという話だった気がするが、最近は変わったんだろうか。ということで調べてみると…

ドライブレコーダーの活用について|警察庁Webサイト

事業用自動車の安全対策:自動車総合安全情報

相変わらず警察庁国交省も「ドラレコつけて(自分の)安全運転意識を高めましょう」的なことしか言っていない。

さらに調べていくと、オートバックスに興味深い記事があった。引用する。

ドライブレコーダーの映像は、裁判において「決定的な証拠となる」と考えている方が多いです。しかしながら、実際には証拠能力があるかどうかは「裁判官にゆだねられる」と言われています。つまり、映像が残っているからといって必ず裁判に勝てるわけではないのです。

また、保険の決め手となると過失割合を決めるのは警察や裁判所ではなく「保険会社」です。過失割合は過去の「判例(はんれい)」に基づいて決められる、ということも覚えておきましょう。

 

なるほど。要するに、事故りました。相手が悪いです。でも相手は「自分は悪くない」と言っています。というような状況下において、相手のウソを暴くための動かぬ証拠としてドーン!と突きつけるもの、ということになる。

であれば、もともと余程こちらがおかしなことをしていなければ過失割合10:0になる後ろを見張る意味は、念のため/安心のためというところ以外ではあまりなさそう。

以上のことから、今回は前だけで良い、という結論に至った。

 

録画の画質について

前述したとおり、ドラレコで録画をする意味とは、表向きには「録画しているというプレッシャーで安全運転する」ということなのだが、裏ではセッセといざという時に相手に突きつけるためのカード作りをしているということ。

であれば、可能な限り鮮明で、誰の目にも明白な動画というカードでなければ意味がない。「なんだかボヤけててよくわかんないッスね」と言われては無意味なのだ。

以上のことから、最低でもフルHD以上で、できるだけ良いものを選ぶ、という結論。 

また、録画できる範囲も広ければ広いほど良いので、画角(水平・垂直・対角)もできるだけ広いものを選ぶ。

 

 

本体形状について

続いて本体形状について検討する。現在のCSD-250はいわゆる分離型というもので、同メーカーのレーダーの画面の半分にドラレコ録画を表示リアルタイム表示している。いや、していた。

レーダーは健在なので、今回ドラレコの形状はなんでもいいのだが、ルームミラー型はなんかカッコイイしスタイリッシュでイケててナウい感じがするものの、複数ドライバーが運転する車には向かない。そう、ミラーを調整すると録画する方向がズレてしまうのだ。

従って、形状は選択肢が一体型しか残らない。あっさり。

 

必要なオプション機能について

これは各メーカー機能名が違うだけでだいたい中身は一緒。駐車中にぶつけられたときに衝撃を検知して録画を開始する機能とか、LED信号を鮮明に映せる機能とか、ドラレコにレーダーもついちゃうとか。

色々あるに越したことはないが、ウチの場合はレーダーが別にあるので、ドラレコ側のレーダーはなくてもよい。どちらかというと衝撃検知やLED信号対応など、いざという時の武器になる機能は必要だなあという結論。

 

ようやく製品比較…が…ダメッ…!

ということで概ね方針は決まった。おすすめドラレコに値段も書いてあるし…値段? Amazon? Amazonで買って誰が取り付けるの…? 

あ、うん、無理。

そもそも工具もないし、素人がスマホでネットの記事参考にしながら車の電源系いじるなんて怖すぎるでしょ…。

ということは、オートバックスなりイエローハットなり、カー用品チェーンで取り付け込みで買うか、別で買ったものを取り付けてもらうかしかないわけだ。

工賃いくらとは明記されていないものの、店舗購入品で5千円〜、持ち込み品で1万円〜くらいの相場感らしい。

そんなわけで各社サイトを眺めていると、オートバックスにコミコミセットなるものを発見!

ううむ、特段メーカーや機種にこだわりもないし、スペックと価格のバランスを考えると、実質この中にしか選択肢がないな…。

 

今度こそ!製品比較

3度目の正直でようやく製品比較。あれこれ項目を増やしても仕方がないので、ボクにとって必要な要素、画質/画角(水平・垂直)/価格に絞って比較する。

視野角はすなわち録画できる範囲に直結するので追加。オプションはコミコミセット対象の製品なら最低限必要なものはついているので割愛。

価格差が付属microSDカードの容量によるところが大きいので、16GB付属品を対象とした。

 

メーカー 型番 素数 水平 垂直 価格
セルスター CSD-250 30万 120度 使用中
ユピテル SN-SV70c 207万 141度 74度 29,446円
ケンウッド DRV-230 207万 100度 52度 19,726円
ケンウッド DRV-630 368万 102度 58度 28,366円
コムテック HDR-75GA 207万 136度 70度 25,992円
日本電機 DRC-310 368万 121度 62度 約30,000円

こうして見ると、値段が安いのは安いなりのスペックだとわかるなあ。

素数は207万と368万では1.77倍も違うので、207万画素のものに画角1位のものがあるが、ここは368万画素を選びたい。すると…

日産ディーラーおすすめの日本電機のMIRUMO eye DRC-310が、画素数は同じ、オプション機能も同程度でケンウッドのDRV-630より水平で19度も広い。

ということで、日産ディーラーにお願いすることに決定!

 

おわりに

比較しても、言われるまま日産ディーラーで取り付けても結果的には一緒だったが、比較検討した結果ドラレコの知識も増えたし、何よりちゃんといい製品を勧めてくれていることがわかって、今まで以上に日産ディーラーの信頼度がアップしたのでまあよかったかなあ。

取り付けた製品のレビューなんかは、気が向いたらそのうち。

おしまい!