どうもどうも。備忘録的なことも記事にしてしまおうというアレです。
ボクの現在のメインマシンはMacBook Proなんですが、記憶容量は250GBのSSDなので、本体にiPhoneやらiPadやらのバックアップを保存しておく余裕はまったくないのです。
そんなわけで、バックアップはNASに保存すればいいやと思って設定なんかを見てみたんですが…ない。ないです。保存先を指定できない!
アッポーが何を考えているのかわかりませんが、とにかくiTunesの設定でバックアップの保存先を指定することはできない様子。
とはいえ何かしらやり方はあるだろうと検索してみたら、どうやらシンボリックリンクなるものを使えば簡単にできちゃう的なサイト多数。
やってみた。できました…なら記事にしない。ということで、再インストール時に迷わないようにまとめておく。
NASでなくても、外付けHDDとかUSBメモリとかでもできると思うので適当に読み替えてください。
用語のざっくり解説
Windowsを捨ててMacに転向したばかりのボクにはターミナル?エイリアス?という感じだったので、そのあたりから。知っていれば読む必要はないです。
- ターミナル
Windowsでいうコマンドプロンプト。よくわからない呪文を言われた通りに打ち込むとなんかいい感じになるやつ。
Windowsでいうショートカット。名前がかっこいい。
エイリアスと似てるけどちょっと違う、なんか強めのショートカット的なやつ。今回はこれを使う。初めて聞いたと思ったけど、実はWindowsでも使えるらしい。
Aという場所に、触るとBに飛ぶワープポイントを作るのがエイリアス。
Aという場所に、勝手にBに飛ばされるトラップを設置するのがシンボリックリンク。
やること
iTunesでは、iPhoneなどのバックアップを(ユーザ名)/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup の中に個別のバックアップファイル用フォルダを作り保存するので、このBackupにターミナルでシンボリックリンクを作成し、NASの保存先に飛ぶようにすればよい。
手順としては、
- NASにPC本体のBackupフォルダをコピー
- ターミナルを起動
- 「ln -s 」(エル・エヌ・半角スペース・ハイフン・エス・半角スペース)と入力
- NASのBackupフォルダをターミナルにドラッグ&ドロップ(またはパスを入力)
- 半角スペースを入力
- PC本体のBackupフォルダをターミナルにドラッグ&ドロップ(またはパスを入力)
- コマンドを実行
これだけ。
こう書くと簡単そうなくせに、うまく行かないのなんの…。
以下、ボクがつまずいたポイント。
つまずきポイント
- (ユーザ名)の中にライブラリがない!
ライブラリは隠しフォルダになっているため、通常は表示されていない。
Shift + commandキーを押しながら、 .(ピリオド)を押すたびに表示のオンオフが切り替わる。
- Backupフォルダがない!
iTunesで一度もバックアップを作成していないとフォルダ自体がないっぽい。とりあえず適当に一度バックアップすればできる。
- Operation not permitted と表示される!
OSのセキュリティ機能(SIP)がオンになっているために実行できない。
ターミナルで「csrutil status」と入力してエンターを押して、「System Integrity Protection status: enabled.」と表示されたらこれが原因。
一度Macの電源を落とし、command + r キーを押しながらMacをリカバリーモードで起動、画面上部のバーから「ユーティリティ」を選択、ターミナルを起動し、「csrutil disable」と入力してエンター。
再起動すればSIPがオフになる。
- No such file or directory と表示される!
そんなファイルとかフォルダねーぞって言われてる。PC本体側のバックアップフォルダをドラッグ&ドロップした場合、「〜/Library/Application\ Support/MobileSync」になるんだけども、「Application\ Support」の「\(バックスラッシュ、逆スラ)」を消したらいけた。
- File exists と表示される!
NASにコピーしたBackupフォルダを、PC本体側にもそのまま残しておいたのがダメだったみたい。とりあえず「Backup_」とか適当にフォルダ名を変えたらいけた。
以上、参考までに。
おしまい!